みなさん、こんにちは、車検が近いので15年目を迎える車から新しい車に乗り換える事に決めたBoです。
先日、「ボのん」が通う学校に参観日で行った時に校門に、あの二宮さん(二宮金次郎)の銅像があるを見つけました。
皆さんが卒業された小学校にもありませんでしたか?
ちょっと、時間があって、二宮さんを何気に長い時間眺めていたのですが、その時にふと
と、疑問が湧いてきました。
恐らくネットで調べると、その辺の事は分かると思ったのですが、銅像の本はどうなっているのかが凄く気になったのです。
誰も居なかったので、銅像の本を覗いてみる事にしたので、その時の事を書きます。
二宮(二宮金次郎)さんって、どんな人?
銅像になるくらいの人ですから、凄い人である事は分かるのですが、実際はどういう人だったかは、あまり知られていないと思います。
Wikipedia によると、江戸時代後期の経世家、農政家、思想家だそうです。
「経世化」「農政家」「思想家」と言われてもピンと来ないですよね。
ざっくりというと、現在の経営コンサルタントみたいかなと思います。
経営コンサルタントと言えば会社の立て直しをイメージしますが、時代は江戸時代ですから、農業に関するコンサルの凄い人だったようです。
藩から依頼を受けて荒廃する知行地の復興などの当たるなど、その実績は相当なものだっと想像出来ます。
で、何を読んでいるの?
二宮さんがまだ、14歳位の頃までに、ご両親が亡くなり、その年で兄弟を養うために朝から晩まで働いていたそうです。
結局は兄弟を親戚に預け、自分は祖父の家に身を寄せ、農業と勉学に励んだそうです。
祖父がケチだったらしく、居候の金次郎が夜の読書をすることを、油の無駄遣いと罵られる事もあったようですが、優秀な金次郎さんは、アブラナを自分で植えてそこから菜種油を取って燈油としたそうです。
働きながらも勉学にも励む姿が、あの銅像に表現されているのかと思います。
という事で、ざっくりと二宮さんの事は紹介したので、銅像の二宮さんが読んでいる本には何が書いているのか?はたまた、何も書かれていないのか?
一応、銅像の二宮さんに、
とお断りをして、覗かして頂きました!
それが、これです!
なんと、ちゃんと何にか彫られいるじゃないですか!!!
一家仁 一國興仁 一家讓 一國興讓 一人貪戻 一國作亂 其機如此
と彫ってました。
曾子が書いたとされる儒教の入門書「大学」の一説だということです。
君子の家が仁であれば、それに感化されて一国の中にも仁の気風が起こり、家が譲であれば一国もこれに影響されて譲(控えめ)となり、君子が私利私欲をむさぼって暴虐であれば、一国は乱れて反乱が起こるのである。国を治める機会とはこのようなものなのである。これを古語で、一言の失言が事業を台無しにしてしまい、一人の正しい行いが国を安定させるに至ると言っているのだ。
『大学』の書き下し文と現代語訳:12
最後に
現代でも、この二宮さんの様な堅実で実直な事がより大切なのかなと思いました。
聞くところによると、昨今問題になっている、「歩きスマホ」が原因で、この二宮さんの銅像が学校から撤去されたり、作られなかったりするそうです。
なんか違うよなぁーと思いながら、本日は終了します。