【知って対策】カラスに襲撃されたので対応策を調べた。

先日、夕方にタワーレコードで予約していた、Mirage2の新アルバム＋DVDを引き取りにボのんとセブンイレブンに行きました。

Girls2のアルバム良かったですが、今回のMirage2は初回特典でノート付きだったので娘も喜んでいました。

支払いを済ませ、店を出ると、小雨が降ってきそうだったので、ボのんは持ってきていた傘を差しました。店の前の横断歩道を傘を差さない自分とボのんで渡りましたが、途中信号が変わってしまったので中央分離帯でストップしました。

足を止めた瞬間、本当に瞬間です、頭にガリッとした強い刺激がありました。

自分は娘の差した傘が頭に当たったと思って、

ちょっとぉー、気を付けてぇーー

と娘の方を向こうとした瞬間に

カァーカァー　バタバタぁぁー！ギャーカァー！

最初は何が起こったのか分かりませんでしたが、すぐにカラスに襲撃されたが分かり頭を隠して身をかがめました。

威嚇してくるカラスの姿は目視出来ませんでしたが、物凄い鳴き声で、背後から何度も頭から首の辺り目掛けて、威嚇してきました。

隣に居たボのんも怯えきっていましたが、幸い傘を差していてくれたので、自分も、その小さな傘に身をかがめて入りました。

信号は赤のままで、その場から動くことが出来なかったのですが、一台の車が止まって、窓を開けて、おじさんがこっちに向かって何かを言っていました。

パニクっていたので、何んて言っているかは分かりませんでしたが、わざわざ車を停めて、カラスに襲撃されて立ち往生している親子に、何かのアドバイスをしてくれていたのだと思います。

後で思ったのですが、恐らく「手をあげろー」ってアドバスしてくれていたと思います。おじさん、ありがとう！

その間も、背負ったリュックサックに何度も強い衝撃がありました。

恐らく頭が傘で隠れたのでリュック目掛けて突撃していたのだと思います。

少し冷静になったところで、恐る恐る背後を振り返ってみると、地面に降りて自分たちを睨みつけて威嚇しているカラスと目が合いました。

そうしているうちにやっと、信号が青になり、ボのんを脇に包み込んで、全速力で横断歩道を渡りその場を離れました。

カラスの再攻撃が怖かったので、暫くは小さな傘に二人で入ったままでしたが、カラスの声もしなかったので、やっと一息付くと、流血はしていなかったものの、頭に引っかかれたような感覚があり、それをボのんに知らせると、とても心配してくれたのと同時に、二人とも、ちょっと前に起きた恐怖に改めて震え上がりました。

やっとのことで、家に辿り着き、その大事件を奥さんに伝えると、若干嬉しそうな声で、

えぇっー、まじぃっーー、それは本当に大変だわーー

こうやって手を上げればよかったのにぃぃーー

と両手をまっすぐ上にピンと挙げました。

こうやると、カラスは攻撃してこないらしいよっ！

自分たちが体験した恐怖があまりに強かった分余計に奥さんの態度が、あっけらかんに感じましたが、「手を挙げる？」対応の真偽も含めて、その日の夜に、カラスの襲撃について調べてみました。

カラスの生態

少し前に、札幌市から配られている「広報さっぽろ」にカラスの記事が書いてあったのを思い出し、見てみました。

ハシブトガラスとハシボソガラス

市内で生息するカラスは、「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」という２種類のカラスだそうです。

正直、見た目の違いは分かりませんが、前者がくちばしが太く、後者は細いくちばしが特徴のようです。

鳴き声は、前者が「カァカァ」と澄んだ鳴き声で、後者が「ガァガァ」という濁った鳴き声だそうです。

ですが、自分たちを襲撃して来た方は、正直どちらか分かりません。

くちばしは恐ろしいですが、よく見ると可愛い顔です。

人間を威嚇する理由

４月～７月は繁殖期になり、巣をつくりヒナが巣立つまで育てる為に、ヒナを守ろうと神経質になっている時期だそうです。

巣を作る時に、針金などをどこからか持ってきて巣を作ることがあり、その場合に巣が電線付近の場合に、電線がショートする事故も発生するそうですｗ

普段は山林や樹木の多い公園などをねぐらにしていますが、繁殖期は巣の周辺にいることが多いそうです。

カラスからのシグナル

カラスが人間に対して攻撃的になっている時は、以下のようなシグナルがあるそうです。

• 大きな声で鳴く
• 止まっている枝や電線をつつく
• 小枝や葉を落とす
• 人間の近くを飛び回る

自分の場合は、普段歩かない場所だったので、そのシグナルを感じる前に襲撃されました。

背後から頭を目掛けて攻撃してくる習性があるようです。

襲撃されたらどうすれば良いのか？

子育ての中のカラスはとにかく、ナーバスになっていてるので、刺激をすると更に攻撃してきて、とても危険だそうです。

ヒナが巣立つと、おとなしくなるみたいなので、人間が注意をしていれば、ある程度の事故は防ぐことができると、色々なメディアに出ています。

そして、以下の５つは必ず出ているので紹介します。

1. 威嚇されたら静かにその場を離れる。また、巣の付近にはできるだけ近づかない。
2. 巣立つ前、地面で歩くヒナがいたら、絶対に近づかない。
3. 腕を真上にあげて動かさない。
4. 傘を差したり、帽子をかぶる。
5. 壁際を歩く。

おっー！奥さんの言っていること！当たっている！

３～５が、なぜ効果的なのか？ですが、カラスは翼が当たる事を嫌がる性質があるからだそうです。

ただし、自分達の場合は、傘をかぶっても、何度も激突してきたので、（１）（２）の「その場を離れる」や「近づかない」も、凄く重要だと思います。

カラスの駆除について

日本では鳥獣保護管理法により、許可なく捕まえたり駆除することは禁止されています。

巣に関して（撤去など）

巣を取られたカラスは、再び近くに巣を作ったり、翌年以降も同じように巣を作る事が多いそうで、人間に対する警戒感・敵対心も高まり、威嚇行為が激しくなる事があるので注意が必要です。

公園や街路樹にできた巣に関しては、激しい威嚇行為がある場合に限り、市区町村で対応してくれる場合があるので、頻繁に危険を感じたら相談しましょう。

私有地にできた巣は、所有者による対応となるそうですが、巣に卵やヒナがいる場合は、法律により市の許可が必要になるそうです。

最後に

めちゃくちゃ怖くて、腹が立ちましたが、ヒナが落下して息絶えた時に、カラスのつがいが、悲痛な鳴き声で暴徒化している姿を目撃した時は、同じ子をもつ生物として、心が痛みました。

ゴミ捨て場を荒らしたり、コンビニ袋を強奪したりと、良い印象がないカラスですが、ネズミや害虫を捕食したり、動物の死骸を片付けたり、糞と一緒に種子を運んで植物の繁栄に貢献するなど、良いところもたくさんあるので、人間が譲り、気を付けることで、上手く付き合っていけるということです。