みなさん、ちょっとご無沙汰しておりますBoです。
色々あったんです。。。ちょっと仕事が忙しかったりもあるのですが、実は精神的ダメージ・肉体的疲労で、なかなかブログの記事を更新できませんでした。。。
事件は突然やってくる
深夜までの作業が数日続いていたので、初老の私は夕方にソファーで気を失っていました。その日、奥さんとボのんは、習い事へ出かけており、帰宅時間には、いつもどおり電話連絡が来る筈でした。
奥さんからの電話で目覚めました。時間はいつもより少し遅かったのですが、さほど気にせず、起き抜けの声を悟られないように電話に出ました。。。。
妻の尋常じゃない切羽詰まった声に、電話の向こうで、とんでもない事が起きた事を察しました。
そして、 妻は「車」というキーワードを言いませんでしたが 、なぜか「車」に関するトラブルが発生したと確信したのです。
本能的に自分も「焦ってはダメ!」スイッチが入ったのか、凄く凄く落ち着いて、妻に何が起きたかを尋ねました。
相当、テンパっているようだったので、凄く凄く凄く落ち着いて
自分の耳を疑いましたが、まずは
と胸を撫で下ろしましたが。。。。。
相当パニックっているのが分かりました。
奥さんもショップタオルと聞いて、我に返ったようで
このやり取りの間、一切ボのんの声は聞こえてきません。。。。。
納車3ヶ月でオシッコまみれになったNBOX帰還
ダブル役満をテンパって断末魔の叫び声を上げる様な電話では、正直どういう状況なのか全く分からなかったで、取り敢えずゴミ袋だけ持って駐車場に向かいました。
昨年亡くなった父を介護している時に、父が夜・朝に大量に漏らしてシーツや掛け布団をオシッコまみれにしていたので、尿臭がどれほど厄介なものかは分かっていました。
洗っても洗っても臭いが完全に消えることは無かった記憶があります。
間もなくして、オシッコまみれになった愛車NBOXが帰還しました。
車から憔悴しきった妻が降りてきます。
運転席側の後部座席のスライドドアが音を立てて開きます。。。。
シートにはボのんがうつむいて、ちょこんと座っています。
後部座席の床部分には、処理したティッシュやショップタオルの残骸が見え、妻の激闘の様子がうかがえました。
ボのんに車から降りるように促しました。
と声をかけると、泣きながらしがみついてきました。
恐らく、妻からの叱責と、NBOXに乗り換えてから、車を汚す事にめちゃくちゃ神経質になっていた私に、相当の恐怖を抱いていた様で、「仕方ない。。。」の言葉にホッとしたのだと思います。
妻に事件現場の説明を受けて、ボのんの処理は妻にまかせて、早速、知識がないまま応急処置に取り掛かりました。
状況
どうも、突然オシッコがしたくなって、我慢しようと思ったが、ダメだったようです。
ボのん名誉の為に書きますが、赤ちゃんの頃からおねしょで布団を汚したことが1度もない優等生だったので、本当に信じられませんでした。
シートの上にはチャイルドシート保護用のシートカバーを設置していて、その上にジュニアシートを置いていました。座ったまま、粗相をしたようで、ジュニアシートと保護用シートカバーはベチャベチャに。オシッコの量が多かったようで、シートにも侵食していたそうです。
特に背もたれと座面の間がかなり湿っていたようで、ショップタオルが突っ込まれていました。
応急処置の内容
ジュニアシート、シートカバー
まず、ジュニアシートとシートカバーは速攻水洗いしました。
その後に、ジュニアシートは分解してファブリックと中のクッション(スポンジ素材)を取り出して、シートカバーはそのままで、父の汚れ物を洗濯する時使っていた、「花王のアタック 消臭ストロング」を入れた、ぬるま湯に2時間ほど浸け置きしました。
浸け置き後は、お湯を使い、洗濯板や束子で洗剤の泡がでなくなるまで濯いで、浴室乾燥機で乾燥させて、日中は2日ほど日干ししました。
シート
ぬるま湯で湿らせたキレイな雑巾を固く絞って、オシッコで湿った場所を、叩くようにして拭きました。
その後、別なキレイな雑巾を中性洗剤を入れたぬるま湯で湿らせて、固く絞り、同じ様に叩くようにして拭きました。
この作業を繰り返して1時間ほど行いました。
その合間に、ネットで調べてみると重曹が臭いをとるのに良いと書いてあるブログをちらほら見かけたので、重曹を入れた、ぬるま湯で湿らせた雑巾も使ってみました。
作業すること約2時間。。。。辺りもすっかり暗くなってきたので、とりえず拭いて、湿っていた所をドライヤーで乾かして様子をみる事にしました。
応急処置の結果
念の為にシートは乾いた後に、消臭ストロングのスプレーをしておきました。
シート交換を覚悟していたのですが、神は見放していませんでした。
奇跡が起こったのです!!
事件発生の日、深夜にまでおよぶ応急処置でシートやシートカバー、ジュニアシートから尿臭はほとんど、いや完全にしなくなりました!!!
その日の夜、ネットでシート清掃の業者の動画をYoutubeで見ていると、大体が専用の洗剤(成分不明)を吹きかけて、リンサーと呼ばれる機械で汚れや臭いの元を吸い取っているようでした。
業者によって値段は違いますが、1万~2万くらいの料金設定が多かったような気がします。
無駄な出費もなく、原状回復できた事に安心したのと作業の疲れで布団に入って3秒で落ちました。
尿臭を甘く見ていた。。。
次の日は朝から、お友達を車に乗せてお出かけする用事あったので、出かける少し前に車に行って、処理した部分の臭いをクンクンしてみましたが、昨日の結果通り、臭いはしないと判断!!
晴れ晴れしい気持ちで出かけました。
一通りの用事を済ませて、お友達と奥さんをランチ会場に送り届けた後に、ボのんと二人でイオンに昼ごはんを食べに行くことになりました。
なんて、いつも通りの会話をしながら車を降りた時に、なんとなく気になって、事件が発生した箇所をクンクンしてみたところ。。。。。。。。。。
そうなんです、昨晩の作業後、そして今朝のチェックでは感じなかった、尿臭が確かにしたのです。。。。。
正直、大パニックに陥りました。。。
すぐに、市内の車のシートの洗浄をしている業者をネットで探して電話してみました。
電話した業者さんは凄く親切で、状況を説明すると親切に応急処置の方法を教えてくれて、それでもダメなら依頼して下さいと言ってくれました。
以下業者さんからのアドバイス
- 水を濡らした雑巾を固く絞って拭く清掃は正解。
- 見えないところや、手の届きにくい場所にも尿がこびり付いている可能性があるので、シートを取り外しできるなら、外して隅々までキレイに拭く。
- 中性洗剤を入れた水で濡らした雑巾を固く絞って拭く清掃も正解。
- ネットなどでは、重曹は臭いが取れると書いてあるが使わない方が良い。かえって臭いが広がる可能性がある。
- 出来るだけ、拭いて、後は天気の良い日に風通しを良くして乾燥(日干し)させる。
- 消臭ストロングは使っても良いと思う。
- それでも、ダメなら依頼して下さい。でも100%臭いを取る保証は出来ません。
- 作業代は座面と背もたれ(少し)なら¥8,000(税抜)
という事です。
ビックリしたのは、重曹の話です。
確かにネットで調べると、多くのブログで重曹を使うことを勧めていたからです。
今回はそんなに多くの量を使わなかったので、ギリギリセーフだったかもしれませんが、業者さんの言うことが本当なのかは、分かりません。
最強助っ人に相談
対応が良かったので、アドバイスをくれた業者さんを予約しようと思ったのですが、妻と相談すると伝えて一旦電話を終えました。
その後、凄く悩んだのですが、仕事でお付き合いのある、清掃器具やケミカル類を扱っている商社の担当の方に電話してみました。
土曜だったので、電話には出ないだろうと諦めていたら、
と、物凄い勢いで、これまでの状況説明と、さっき専門業者から聞いた事を伝えました。
一通り説明が終わると、親切にプロフェッショナルなアドバイスをしてくれました。
- 強アルカリイオン電解水とバキュームを使えば一撃で撃退できるはず。(機材を用意できないので無理。。)
- カーペット用のアルカリ性の洗剤でも、かなり効果がある。車のシートにも使えると思う。(サンプル品なら、今日貰える。)
- カーペット用洗剤を使っても臭いが残ったら、最強の消臭剤も使うと良いと思う。(以前、使わせて貰ったのですが、オムツを捨てるペールにこびりついた、めちゃめちゃ臭い匂いが、嘘の様に消えました。)
- 尿臭は通常は弱酸性なので、アルカリ性の洗剤を使うのが正解。
ということで、その電話の後にすぐに、そちらの会社に伺って、サンプル品のカーペット用のアルカリ性洗剤を頂きました。
最後の戦いに挑む
サンプル品のカーペット用シャンプーを入手した後に、100均により、スプレーボトルとブラシ(豚毛50%配合)を購入して、最後の戦いに挑みました。
作業1
希釈せずに、原液のままスプレーボトルに溶液を入れて、尿に侵食された場所に、まぁまぁたっぷりの量をスプレーしました。
作業2
ファブリックの表面が白い泡で覆われてきたところで、乾いたショップタオルでひたすら拭きました。
作業3
白い泡が目立たなくなるまで、ひたすらキレイなショップタオルで拭いた後は、ちょっと放置して、スプレーした表面が半乾きになったところで、ブラシでスプレーした所を叩いたり、撫でたりしました。
作業4
自分の場合は、ブラシによるアジテーションの後に、ダメ元で業務用のHITACHI製の強力な吸引力のある掃除機で、二次的なアジテーションも実施してみました。
作業5
ショップタオルを水で濡らして、固く絞りスプレーした箇所を水拭きしました。
作業6
ドライヤーを使って少し乾燥させました。
驚きの結果が!!!
作業後に、オシッコで汚れた箇所に鼻を極限まで近づけてクンクンしたところ、全く臭いはしませんでした。前の日にスプレーした消臭ストロングの香りもしませんでした。
でも、そこで安心しては、前回の失敗と一緒です。
もしかすると数日経過すると、臭いが出てくるかもしれないので、数日間様子をみました。
その結果、臭いは完全に消えた!!!気がします!!
最後に
今回は、思いもよらない大事件に巻き込まれた訳ですが、周囲のみなさんの協力もあって、なんとかなったと思います。
結論として、まず、ボのんが粗相をした後の、奥さんの初動処置が良かったのと、ジュニアシート、シートカバーがある程度、シートへの尿の侵入を防いでくれていた事と、ショップタオルを車に積んでいたこと、清掃のプロフェッショナルが関係者にいたことが幸運だったと思います。
個人での処理が難しいと思ったら、すぐに専門の業者さんに相談するのもいいと思います。
これからも、機会があれば、今後の状況は報告していきたいと思います。
今回は使いませんでしたが、今後ニオイがどうしても気になる場合は、自分が知っている最強の消臭溶剤リニュープラスを使おうと思います。
リニュープラスは、ボのんが赤ちゃんの頃に使っていた、糞尿のニオイが染み込んだ、オムツペールのニオイを何事もなかったように除去してくれました!
おはようございます。
ほんと、お疲れのところ大変でしたね!
N-BOXカスタムターボのシートがすべてフェイクレザーでないことがアダとなりました。(私は汗っかきなので、助かっているのですが。。。)
この大作記事はいろんな方に参考になります。素晴らしい!
ご家族、関係者の人となりも垣間見え、朝から温かい気持ちになりました😊。
コメントして頂きましてありがとう御座います!
ペットが粗相をしてしまう方も多くいるようですので、momotaroさんの言う通り、
どなたかのお役に立てればいいなぁと思います。
全てのパターンに対応できるかは分かりませんが。。。